FIBC(Flexible Intermediate Bulk Container)、バルクバッグ、トンバッグ、ジャンボバッグ——サプライヤーやバイヤーによって呼び方はさまざまですが、指しているものは同じです。ポリプロピレン(PP)の織布で作られた大型の柔軟性容器で、小分け包装では対応しきれない量のバルク原料を運ぶために設計されています。

基本構造

フレコンバッグは主に3つの部分で構成されています。本体(PP織布を縫製したもの)、吊り耳(フォークリフトやクレーンでの荷役用)、そして必要に応じて取り付ける内袋(防湿・防塵用のフィルムインサート)です。一般的なプラスチック袋と異なり、フレコンバッグの生地強度と縫製は、想定する積載荷重に合わせて設計されており、適当に縫い合わせているわけではありません。

代表的な種類

構造方式によって、フレコンバッグは大きく次のように分類されます。

  • Uパネルタイプ:U字型の1枚のパネルと側面2枚のパネルで構成。市場で最も一般的なタイプで、強度は平均的、コストも比較的抑えられます。
  • 丸胴(サーキュラー)タイプ:継ぎ目のない円筒状に織り上げるため、荷重性能が安定しやすい一方、生地の使用効率はやや劣ります。
  • 4パネルタイプ:4枚のパネルで角型に構成。積み重ねた際に形状が崩れにくく、倉庫内で整然と積み上げたい場合に適しています。

吊り耳と口部の仕様

吊り耳の本数は1本、2本、または4本(クロスコーナー)が一般的で、本数と縫製方法は荷役方法と定格荷重に直接影響します。上部・底部の口部にも、全開型、スカート型、排出口(ホッパー)型などいくつかの標準仕様があり、原料を上から投入するのか、シュートで充填するのか、排出設備に直接接続するのかによって選定が変わります。通常は貴社の既存の充填・排出設備の仕様に合わせて決定します。

主な用途

フレコンバッグ1袋で500kgから2,000kgまで積載できるため、小分け袋の繰り返し作業や人手による搬送を大幅に減らせます。代表的な用途は以下の通りです。

  • 建材業界:砂、セメント、乾式モルタル、フライアッシュなどの粉体原料
  • 農業:穀物、飼料、肥料、有機培地
  • プラスチック業界:再生プラスチックペレット、エンジニアリング樹脂、マスターバッチ
  • 化学・鉱業:各種の粉体・粒状原料

防塵性、防湿性、防静電性の必要度は業界によって大きく異なりますので、構造タイプと吊り耳仕様を決める前に、まず取り扱う原料の特性をご確認いただくことをお勧めします。

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