フレコンバッグの仕様書には一見複雑な略語が並びますが、一つひとつ分解すれば論理は難しくありません。発注前に理解しておきたい4つのポイント——積載荷重、安全係数、寸法、内袋の要否について解説します。

SWLの本当の意味

SWL(Safe Working Load、安全使用荷重)は、フレコンバッグの仕様の中でも最も重要な数値です。これは通常の繰り返し使用において安全に積載できる推奨最大荷重を意味し、袋の破断限界値ではありません。SWL 1,000kgと表示されている場合、その袋は1,000kgを安全に、繰り返し積載できるよう設計上の余裕をもって作られている、ということです。

安全係数:実際の限界値はどこにあるか

フレコンバッグの実際の破断強度は、SWLの倍数として設計されます。この倍数を安全係数と呼びます。一般的な工業用途では5:1が業界標準としてよく用いられ、SWL 1,000kgの袋であれば、破断までに少なくとも5,000kgの強度を備えている必要があります。食品や医薬品に近い用途になるほど、より厳格な安全係数が求められる傾向があります。ご発注前に、対象の袋の安全係数がいくつに設定されているか、サプライヤーに直接確認されることをお勧めします。これは袋の作りがどれだけしっかりしているかを判断する、最も分かりやすい指標のひとつです。

寸法の読み方

フレコンバッグの寸法は通常、縦×横×高さ(センチメートル)で表記されます。縦と横は充填時の設置面積を、高さは倉庫の天井クリアランスやコンテナへの積み付け効率に関わります。同じSWL 1,000kgの袋でも、縦長で細身のタイプと、低めで幅広のタイプでは、積み付けパターンやコンテナ積載効率が変わってきます。サイズを確定する前に、貴社の倉庫・輸送における制約条件を事前にご確認いただくことをお勧めします。

内袋は必要か

内袋は袋の内側に取り付けるフィルムで、主に防湿・防塵、また微粉末が織布の隙間から漏れ出すのを防ぐ役割を果たします。乾式モルタルや砂のような粉体、あるいは穀物やプラスチックペレットのように湿気に敏感な原料を輸送する場合は、内袋を追加することをお勧めします。粒径が大きく多少の湿気を気にしない原料であれば、内袋を省くことでコストを抑えられます。内袋には縫い込み式と別途挿入式があり、防湿性とコストのバランスが異なりますので、貴社の実際の用途に応じてサプライヤーとご相談ください。

PackKingの標準規格一覧

規格をゼロから検討するのが難しい場合、PackKing™では在庫対応の標準サイズを5種類ご用意しており、いずれもSWL 1,000kg、寸法は90×90×100cmから95×95×170cmまで展開しています。

仕様書を直接ご確認になりたい方へ

PackKing™の標準フレコンバッグページでは、寸法・積載荷重・在庫状況を一覧でご確認いただけます。

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